舌喰池の土手に咲く~春の草花 その7

2019年5月16日

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とっこ館の周辺のタンポポをこの間紹介しましたが、そのタンポポ達が次々と綿毛になって、飛び立っていますよ~♪


この綿毛たちは、タンポポは二度成長する!?
ということで、よく観察すると・・・

★黄色い花が咲いているタンポポの茎(花茎)と綿毛のタンポポの茎を比較すると、綿毛のタンポポは、茎が長く、背が高いんですね。

★開花後一度茎が倒れた後に再び成長を開始し、立ちあがり綿毛となっているのだそうですよ。

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専門的なことを少し調べてみると・・・

★タンポポの茎は植物学的には枝であり方向性をもつ。
通常の枝と同様に最初は斜めに成長し始めるが、やがて一方の側面のみが伸びることで真っ直ぐに伸びる。
花が咲き終わると、先ほどとは異なる側の茎が伸びはじめ、茎は倒れた姿勢となる。

その後、綿毛を付ける段階になり今度は先ほどと異なる側の茎が伸びはじめることで再びタンポポは立ち上がる。


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タンポポの綿毛は物理学的にも計算されていて、
茎の成長だけではなく、タンポポの綿毛は物理学的に非常に飛行に適した構造をしていることが証明されているそうです。


ではタンポポはどの様にして、羽型ではなく綿毛で長期間の飛行を可能にしているのだろうか。

その秘密はタンポポの綿毛の構造にあったのです~♪


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この綿毛の形は隙間と隙間の感覚が、風が抜けやすくなっていて、安定してより遠くに飛ぶことができるような構造になっている・・・


専門的に言うと、タンポポは安定した空気の渦をつくること、空気抵抗を大きくし落下速度を遅くすることで、飛行を効率よく有利にしているということだそうですよ。

自然界の仕組みは、私たちが知らない部分が沢山隠れているんですね。